マッチングとプロフィール
マッチングアプリの業者の見分け方:偽プロフィールのサイン
マッチングアプリの業者の見分け方は、整いすぎた写真、早すぎるLINE誘導、投資や副業の話に注目することです。プロフィールとメッセージのチェックポイント、確かめ方、報告の仕方をまとめました。

マッチングアプリの業者の見分け方で一番大切なのは、写真ではなく、話の流れです。すぐにLINEなど外のアプリへ誘う、会う話をはぐらかす、投資や副業、別のサイトの話を持ち出す。この三つのどれかがあれば、業者や詐欺師の可能性が高いでしょう。写真が整いすぎている、プロフィールが薄い、といった点もあわせて確かめます。
マッチングアプリには、本気で相手を探している人に混じって、勧誘や詐欺を目的とした業者もいます。プロフィールの写真は他人のものや、AIで作られたものかもしれません。以下では、マッチングアプリの業者の見分け方を、プロフィール、メッセージ、会う前の確認に分けて紹介し、詳しいガイドにつないでいます。
マッチングアプリの業者の見分け方:危険なサイン
マッチングアプリの業者や偽プロフィールには、共通のサインがあります。次のどれかに当てはまったら、慎重に進めましょう。二つ以上なら、やり取りを続けないほうが安全です。
- すぐに外のアプリへ誘う: 数通のやり取りで、LINEや別のメッセージアプリに移ろうとします。
- 会う話をはぐらかす: 会おうとすると、仕事や海外にいることを理由に先延ばしにします。
- ビデオ通話を断る: カメラが壊れている、恥ずかしいと言って、顔を見せません。
- お金や投資の話: 投資、副業、仮想通貨、ネットショップの運営など、もうけ話を持ち出します。
- 別のサイトに誘う: 「こっちのアプリのほうが話しやすい」と、知らないサイトに登録させようとします。
警察庁は、マッチングアプリで知り合った後、早い段階でLINEに誘導された場合は、詐欺などを疑うよう呼びかけています。アプリの外に出ると、運営による監視や通報の仕組みが届かなくなるからです。
偽プロフィールをプロフィール欄で見分ける
業者や偽プロフィールは、写真と自己紹介にも特徴が出ます。
| 見るところ | 業者や偽プロフィールのサイン |
|---|---|
| 写真 | モデルのように整いすぎている、どの写真も同じ雰囲気、生活感がない |
| 写真の枚数 | 1枚だけ、または顔がはっきり分からない写真ばかり |
| 自己紹介 | 短くて一般的、具体的な趣味や生活の話がない |
| 職業 | 経営者、投資家、医師、海外勤務など、収入が高そうな職業 |
| 年齢と写真 | 書かれた年齢と、写真の印象が合わない |
写真が他から持ってきたものかどうかは、画像検索で調べられます。同じ写真が、別の名前のアカウントや、モデルの写真として載っていたら、偽プロフィールです。加工しすぎた写真で別人のように見せる写真詐欺もあります。最近は、AIで作った架空の人物の写真も使われます。見分け方はAI画像の見分け方のガイドにあります。
マッチングアプリのLINE誘導と、メッセージでの見分け方
メッセージのやり取りにも、業者らしさが出ます。こちらの話に関係なく、決まった文章を送ってくる。質問に答えず、自分の話ばかりする。返信がとても早く、毎日長いメッセージが届く。こうした点が手がかりになります。
やり取りが進むと、仕事の成功や、投資でもうけた話が増えていきます。「二人の将来のために」「一緒に資産を増やそう」と、投資をすすめてくるのは典型的な流れです。警察庁によると、SNS型ロマンス詐欺のうち、投資の勧誘などでお金をだまし取る手口が約8割を占めています。
日本語が少し不自然、時差のある国にいるらしい、というのも一つのサインです。会話の内容が、前に話したことと食い違うこともあります。ただし、翻訳アプリやAIを使えば、自然な日本語の文章も簡単に作れます。日本語が自然だからといって、安心はできません。

会う前に相手を確かめる方法
相手が本物かどうか不安なときは、会う前に確かめる方法があります。一番確実なのは、短いビデオ通話をお願いすることです。プロフィールの写真と同じ人が映るか、自然に会話ができるかを確かめましょう。
ただし、警察庁も注意しているように、SNSに公開された写真や翻訳アプリ、AIを使えば、本人の声や動画を作ることもできてしまいます。ビデオ通話の映像が不自然、いつも短く切られる、といった場合は注意が必要です。動画や音声の偽物の見分け方は、ディープフェイクの見分け方のガイドで紹介しています。
会うときは、人の多い場所を選び、家族や友人に予定を伝えておきましょう。帰りの時間や、相手のプロフィールの画面も共有しておくと安心です。初めて会う前に、お金の貸し借りの話が出たら、その時点で関係を見直すべきです。
マッチングアプリの業者が狙うもの
マッチングアプリの業者の目的は、いくつかに分かれます。
投資や副業の詐欺: 恋愛感情を利用して、偽の投資アプリやネットショップの運営に誘い、お金をだまし取ります。手口はロマンス詐欺のガイドで詳しく紹介しています。
別のサイトへの誘導: ポイント制の出会い系サイトなどに登録させ、やり取りのたびにお金を払わせます。国民生活センターに寄せられた出会い系サイトの相談は、2025年度に3,399件ありました。
SNSでのなりすまし: マッチングアプリの外でも、InstagramなどのSNSで他人になりすましたアカウントが連絡してくることがあります。見分け方と報告の仕方はインスタのなりすましのガイドで紹介しています。
性的な画像を使った脅迫: ビデオ通話などで性的な画像や映像を送らせ、お金を払わなければ広めると脅します。対処はセクストーションのガイドで説明しています。
マッチングアプリ全体の詐欺の手口は、マッチングアプリの詐欺のガイドでまとめています。
安全なマッチングアプリの選び方と使い方
日本でマッチングアプリを運営する会社は、出会い系サイト規制法にもとづき、都道府県の公安委員会に届け出ることになっています。同法の第11条は、事業者に、利用者が18歳未満でないことを確かめるよう義務づけています。年齢確認をきちんとしているアプリを選ぶのが基本です。
アプリを使うときは、やり取りはアプリの中で続け、怪しい相手は運営に報告しましょう。本人確認済みのマークがあるかも、判断材料の一つになります。ただし、本人確認は年齢や身元を確かめるもので、相手の目的まで保証するものではありません。
自分の写真を確かめてもらう
まじめに相手を探している人にとっても、偽プロフィールの多さは悩みの種です。自分の写真が本物だと示せれば、相手も安心してやり取りを続けられます。
KatiTrustのようなカメラアプリでは、アプリで撮った写真に確認コードが付き、相手はkatitrust.comで撮影日時と、撮影後に変更されていないことを確かめられます。ギャラリーからはアップロードできないので、今撮った写真であることが前提になります。ただし、分かるのは写真がいつ撮られたかだけで、相手の気持ちや目的までは分かりません。
よくある質問:マッチングアプリの業者の見分け方について
マッチングアプリの業者はどう見分けますか?
すぐにLINEなど外のアプリへ誘う、会う話をはぐらかす、投資や副業の話を持ち出す、という三つが大きなサインです。写真が整いすぎている、自己紹介が薄い、という点もあわせて確かめましょう。二つ以上当てはまれば、やり取りを続けないほうが安全です。
すぐにLINEを聞いてくる人は業者ですか?
必ずしもそうとは限りませんが、注意が必要です。警察庁は、マッチングアプリで知り合った後、早い段階でLINEに誘導された場合は詐欺などを疑うよう呼びかけています。しばらくはアプリの中でやり取りを続けましょう。
プロフィール写真が本物か確かめるには?
画像検索で、同じ写真が別の名前のアカウントやモデルの写真として載っていないかを調べます。迷うときは、短いビデオ通話をお願いするのが確実です。写真だけで相手を信じないことが大切です。
業者と分かったら、どうすればいいですか?
やり取りをやめ、アプリの運営に報告しましょう。報告することで、同じ相手によるほかの人の被害を防げます。お金を払ってしまった場合は、すぐに金融機関と警察に相談します。警察相談専用電話は「#9110」です。
本人確認済みの相手なら安心ですか?
本人確認は、年齢や身元を確かめる仕組みで、判断材料の一つになります。ただし、相手の目的まで保証するものではありません。本人確認済みの相手でも、投資の話や外部への誘導があれば、警戒しましょう。
おわりに:マッチングアプリの業者は、話の流れで見抜ける
マッチングアプリの業者の見分け方は、写真の出来栄えより、話の流れに注目することです。外への誘導、会う話のはぐらかし、お金の話。この三つのどれかが出たら、立ち止まりましょう。
素敵な出会いを探すことは、何も悪いことではありません。だからこそ、相手を確かめる習慣を持ち、怪しいと感じたら運営に報告してください。それが、自分だけでなく、ほかの利用者を守ることにもつながります。
もしお金を払ってしまったり、画像を送ってしまったりしても、恥ずかしがらずに相談してください。警察や消費生活センターには、同じような相談がたくさん寄せられています。


