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マッチングアプリの写真詐欺:会う前の見分け方と会ったときの対処

マッチングアプリの写真詐欺は、加工しすぎた写真や他人の写真で相手をだます行為です。会う前に見分けるポイント、別人だったときの安全な対処、なりすましだった場合の相談先をまとめました。

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表紙:マッチングアプリの写真詐欺、会う前の見分け方と会ったときの対処

マッチングアプリの写真詐欺には、二つの種類があります。一つは、本人の写真を加工しすぎて、実物と大きく違って見える場合。もう一つは、他人の写真を使って、まったく別の人物になりすます場合です。会う前に短いビデオ通話をお願いすれば、どちらもかなりの確率で見抜けます。別人だった場合や、お金の話が出た場合は、安全を最優先にして、やり取りをやめましょう。

写真と全然違う人が待ち合わせに来た、という話は珍しくありません。加工のしすぎは気まずい思いで済むこともありますが、他人の写真を使ったなりすましは、ロマンス詐欺や脅迫の入り口になることもあります。偽のプロフィール全般の見分け方は、マッチングアプリの業者の見分け方のガイドで紹介しています。以下では、写真詐欺の見分け方と、会ったときやだまされたと気づいたときの対処を紹介します。

写真詐欺の二つの種類

写真詐欺と一口に言っても、中身はさまざまです。違いを知っておくと、対処を決めやすくなります。

種類内容主なリスク
加工のしすぎ本人の写真だが、顔や体型を大きく変えている会ったときの気まずさ、信頼の問題
古い写真何年も前の写真を使っている印象の違い、信頼の問題
他人の写真モデルやSNSの他人の写真を使っているロマンス詐欺、脅迫、個人情報の悪用
AIで作った写真実在しない人物の写真を使っているロマンス詐欺、業者の勧誘

加工のしすぎや古い写真は、だます意図が軽いこともあります。でも、他人の写真やAIで作った写真を使うのは、最初から相手をだますつもりの行為です。お金の話が出たら、詐欺を強く疑いましょう。

会う前の写真詐欺の見分け方

会う前に写真詐欺を見分けるには、写真そのものと、相手の態度の両方を見ます。

  • 写真の枚数と種類: 写真が1、2枚しかない、どれも同じ角度や同じ雰囲気、という場合は注意が必要です。
  • 加工の痕跡: 背景の線のゆがみ、肌のなめらかすぎる質感、写真ごとに違う顔の形が手がかりになります。
  • 画像検索: 同じ写真が、別の名前のアカウントやモデルの写真として載っていないかを調べます。
  • ビデオ通話: 短いビデオ通話をお願いし、写真と同じ人かを確かめます。
  • 会う話への反応: 会う約束を何度も先延ばしにする相手は、写真と違うことを隠しているかもしれません。

写真の加工の見分け方は写真の加工の見分け方のガイドで、画像検索のやり方は画像検索のやり方のガイドで紹介しています。

ノートパソコンでプロフィールを見る様子
会う前に、画像検索と短いビデオ通話で相手を確かめておきます。写真: Kaboompics / Pexels

写真詐欺が起きやすい理由

マッチングアプリでは、最初の判断のほとんどを写真で決めます。そのため、少しでもよく見せたいという気持ちから、加工や古い写真に頼る人が出てきます。加工アプリが手軽になったことも、写真詐欺が増えた理由の一つです。

一方で、他人の写真を使うなりすましは、はじめから相手をだます目的があります。魅力的な写真で注目を集め、やり取りの中でお金や個人情報を引き出そうとするのです。写真がきれいすぎる相手ほど、確かめる手間を惜しまないようにしましょう。

ビデオ通話で確かめるときの注意

ビデオ通話は、写真詐欺を見抜くのに一番効く方法です。写真と同じ人が、自然に話し、表情を変えるかを確かめましょう。理由をつけて何度も断る相手は、写真と違う可能性が高いと考えてよいでしょう。

ただし、警察庁は、SNSに公開された写真や翻訳アプリ、AIなどを使えば、本人の音声や動画を作ることもできると注意しています。映像が不自然、いつもすぐに切られる、画面が暗くて顔がよく見えない、という場合は、それ自体が疑うサインです。

ビデオ通話では、自分の顔や体を必要以上に映さないことも大切です。録画されて、脅迫に使われることがあるからです。その手口と対処はセクストーションのガイドで説明しています。

待ち合わせで別人だったら:安全が最優先

待ち合わせの場所に、写真と明らかに違う人が来ることもあります。その場合、無理に付き合う必要はありません。自分の安全を最優先に考えましょう。

  1. 人の多い場所にいる: 待ち合わせは、駅や人の多いカフェなどにしておきます。
  2. はっきり断ってよい: 気が進まなければ、「今日は帰ります」と伝えて帰ってかまいません。
  3. 一人で移動しない: 相手の車に乗ったり、相手が選んだ場所に移動したりしないでください。
  4. 誰かに連絡する: 不安を感じたら、家族や友人に電話し、状況を伝えます。

危険を感じたら、迷わず周りの人に助けを求めたり、110番に電話したりしてください。お店の中なら、店員に事情を話して助けてもらうのも一つの方法です。初めて会う日は、予定と待ち合わせの場所を家族や友人に伝えておくと安心です。

なりすましだったと気づいたら

相手が他人の写真を使ったなりすましだったと分かったら、次の対応をとりましょう。

  • やり取りをやめる: 相手を責めたり、説得したりせず、やり取りを終えます。
  • 証拠を残す: プロフィール、写真、メッセージをスクリーンショットで保存します。
  • 運営に報告する: マッチングアプリの報告機能で、なりすましとして知らせます。
  • お金を送らない: すでにお金の話が出ていたら、絶対に送らないでください。

お金を払ってしまった場合は、すぐに金融機関と警察に相談します。手口がロマンス詐欺に近ければ、そのガイドの対処も参考にしてください。警察相談専用電話は「#9110」です。

自分の写真が使われていたら

反対に、自分の写真が他人に勝手に使われ、写真詐欺の材料にされていることもあります。知り合いから「あなたのアカウントがある」と言われたり、画像検索で自分の写真が別の名前で見つかったりしたら、なりすましの被害です。

その場合は、なりすましのアカウントがあるサービスの運営に報告し、削除を求めます。InstagramなどSNSでのなりすましの対処は、インスタのなりすましのガイドで詳しく紹介しています。インターネット上のトラブルの相談先として、総務省の委託事業の違法・有害情報相談センターもあります。

写真が本物だと示す方法

マッチングアプリで出会いを探す側にとっても、写真詐欺の多さは悩みです。自分の写真が今のものだと示せれば、相手も安心してやり取りを続けられます。

KatiTrustのようなカメラアプリでは、アプリで撮った写真に確認コードが付き、ギャラリーからはアップロードできません。相手はkatitrust.comでコードを入力し、撮影日時と、撮影後に変更されていないことを確かめられます。分かるのは写真がいつ撮られたかで、相手の人柄や目的までは分かりません。会う前の確認の一つとして使ってください。

よくある質問:写真詐欺について

マッチングアプリの写真詐欺はどう見分けますか?

写真の枚数が少ない、どれも同じ雰囲気、加工の痕跡がある、という点に注意します。画像検索で同じ写真が別の名前で使われていないかを調べ、会う前に短いビデオ通話をお願いするのが確実です。

写真と別人が来たら、帰ってもいいですか?

はい。無理に付き合う必要はありません。人の多い場所で「今日は帰ります」と伝えて帰ってかまいません。相手の車に乗ったり、相手が選んだ場所に移動したりはしないでください。危険を感じたら、周りに助けを求めましょう。

加工しすぎの写真も詐欺になりますか?

本人の写真を加工しただけなら、法律上の詐欺にはならないことが多いです。ただし、実物と大きく違えば、信頼を失う原因になります。お金をだまし取る目的で他人の写真を使った場合は、詐欺の可能性があります。

相手が他人の写真を使っていたら、どうすればいいですか?

やり取りをやめ、プロフィールとメッセージを保存して、マッチングアプリの運営に報告します。お金の話が出ていたら、送らないでください。すでに払ってしまった場合は、金融機関と警察に相談しましょう。

自分の写真が勝手に使われていたら?

なりすましのアカウントがあるサービスに報告し、削除を求めます。報告するときは、自分が本人であることを示す情報が求められることがあります。インターネット上のトラブルは、違法・有害情報相談センターにも相談できます。

おわりに:写真詐欺は、会う前の確認で防げる

写真詐欺は、写真だけで相手を判断しないことで、多くを防げます。画像検索で写真を調べ、会う前に短いビデオ通話をお願いし、会う日は人の多い場所を選ぶ。この三つを習慣にしましょう。

そして、写真と違う相手や、お金の話をする相手に出会ったら、迷わず関係を終えてください。正直な相手は、確かめられることを嫌がりません。

出会いを探すこと自体は、何も悪いことではありません。写真詐欺にあっても、自分を責める必要はありません。経験を次に生かし、確かめる習慣を持ったうえで、安心できる相手を探していきましょう。