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ホテル予約の詐欺:予約後に届く「カード確認」に注意
ホテル予約の詐欺は、予約サイトのメッセージやWhatsAppで「カードの確認」を求め、偽サイトに誘う手口が目立ちます。見分け方、偽の宿泊サイトの特徴、入力してしまったときの対処をまとめました。

ホテル予約の詐欺で今目立つのは、予約した後に「カード情報の確認が必要です」というメッセージが届き、偽のサイトでカード番号を入力させる手口です。予約サイトの中のメッセージで届くこともあり、本物と見分けにくいのが特徴です。リンクからカード情報を入力し直すことはせず、予約サイトの公式アプリかホテルの公式の電話番号で確かめましょう。
旅行の予約は、楽しみな気持ちのまま進めがちです。詐欺師は、予約が本当にキャンセルされるのではないかという不安を突いてきます。以下では、ホテル予約の詐欺の手口と見分け方、偽の宿泊サイトや民泊の掲載の特徴、入力してしまったときの対処を紹介します。
ホテル予約の詐欺の見分け方:危険なサイン
ホテル予約の詐欺には、はっきりしたサインがあります。予約後にカード情報の再入力を求める、期限を区切ってキャンセルをちらつかせる、予約サイトの外のリンクに誘う、メッセージアプリで連絡してくる、という点です。一つでも当てはまれば、リンクは開かずに確かめましょう。
- カードの再確認を求める: 「カードが認証できませんでした」「確認しないと予約が取り消されます」と書かれています。
- 期限で急がせる: 「24時間以内に」と、考える時間を与えません。
- 外のリンクに誘う: 予約サイトとは違うドメインのページで、カード情報を入力させようとします。
- 別のアプリで連絡してくる: WhatsAppやSMSなど、予約に使っていない手段でホテルを名乗ります。
- 予約情報が正確: 名前や日程が合っているので、本物だと思い込みやすくなります。
最後の点は、特に注意が必要です。予約情報が正しいことは、メッセージが本物である証拠になりません。予約情報そのものが盗まれていることがあるからです。
予約サイトのメッセージで届くホテル予約の詐欺
ホテル予約の詐欺が厄介なのは、予約サイトの正規のメッセージ機能を通じて届くことがある点です。観光庁は2023年11月、ある事案について注意を呼びかけました。宿泊施設が管理する予約情報のシステムが不正アクセスを受け、一部の旅行者に誘導メッセージが届いたというものです。誘導先は、カード情報などを求めるフィッシングサイトでした。
つまり、メッセージが予約サイトの中に届いたからといって、ホテルが送ったとは限りません。ホテルのアカウントが乗っ取られていれば、正規の画面から偽のリンクが送られてきます。
予約サイトで事前に支払いを済ませた予約なら、改めてカード情報を求められる理由は、ふつうありません。現地払いの予約でも、リンクからカード情報を入力し直すよう求められたら、まず疑いましょう。

メッセージを受け取ったら:本物か確かめる方法
カードの確認を求めるメッセージが届いたら、慌てずに、次の順番で確かめます。
- リンクは開かない: メッセージのリンクやボタンは押しません。
- 公式アプリで確かめる: 予約サイトのアプリやブックマークした公式サイトを開き、予約の状態と支払いの状況を見ます。
- ホテルに直接聞く: ホテルの公式サイトに載っている電話番号に電話し、本当に確認が必要かを聞きます。メッセージに書かれた番号は使いません。
- 予約サイトに知らせる: 不審なメッセージだったことを、予約サイトのカスタマーサービスに報告します。
予約が本当にキャンセルされそうなら、公式アプリにもその表示が出るはずです。公式アプリで問題がなければ、メッセージは無視してかまいません。
偽サイトによるホテル予約の詐欺と検索広告
ホテル予約の詐欺には、予約サイトそのものを偽装する手口もあります。有名なホテルや予約サイトに似せた偽サイトを作り、検索広告などで誘い込んで、存在しない予約の代金を払わせます。
警視庁は、偽サイトが検索の上位や、普段使うSNSの広告に表示されることもあると注意しています。極端に安い料金、銀行振込だけの支払い、不自然な日本語は、偽サイトのサインです。
予約は、ホテルの公式サイトか、よく知られた予約サイトの公式アプリから行いましょう。URLの綴りが公式と違わないかも確かめます。偽のサイトの見分け方は偽通販サイトのガイドでも詳しく紹介しています。
民泊の詐欺と貸別荘の掲載に注意する
民泊や貸別荘でも、詐欺は起きます。予約サイトに載っている物件の写真を使い回し、SNSや掲示板で格安に貸し出す手口です。「予約サイトを通すと手数料がかかるので、直接振り込んでほしい」と言ってきます。
予約サイトの外で払った代金は、サイトの保証の対象になりません。部屋探しのおとり物件と同じように、条件が良すぎる物件と、外での支払いを求める相手には注意しましょう。
写真が他の物件から持ってきたものかどうかは、画像検索で調べられます。口コミが極端に少ない、新しく作られたばかりの掲載も、慎重に見ます。
カード情報を入力してしまったら
偽のページにカード情報を入力してしまったら、すぐに動きます。フィッシング対策協議会の案内をもとに、次の順番で進めましょう。
- カード会社に連絡する: 紛失・盗難の窓口に電話し、カードの利用停止と再発行を頼みます。
- 明細を確かめる: 身に覚えのない利用がないか、カードの利用明細を確認します。
- パスワードを変える: 予約サイトのログイン情報を入力したなら、すぐにパスワードを変えます。
- 予約サイトに連絡する: 不審なメッセージを受け取ったことと、被害の状況を伝えます。
- 警察に相談する: 被害が出たら、最寄りの警察署か警察相談専用電話「#9110」に相談します。
偽のサイトやメッセージは、フィッシング対策協議会にも報告できます。報告先の選び方は詐欺サイトの通報のガイドで紹介しています。
予約のトラブルを防ぐ習慣
ホテル予約の詐欺を防ぐには、いくつかの習慣が役立ちます。予約は公式の場所で行い、支払いは予約サイトの中で済ませる。予約の確認は、メッセージのリンクではなく公式アプリで行う。この三つが基本です。
予約確認のメールは、トラブルのときの証拠になるので、旅行が終わるまで保管しておきましょう。キャンセルの条件は、予約する前に必ず確かめます。海外の会社が運営する予約サイトでは、日本語の窓口がないこともあります。
家族や友人の分もまとめて予約したときは、メッセージが届く人に、この手口を伝えておきましょう。予約した本人ではない人がリンクを開いてしまうこともあります。旅行の前に、「カードの確認を求められたら、まず公式アプリを見る」と共有しておくと安心です。
よくある質問:ホテル予約の詐欺について
予約サイトのメッセージでカード確認を求められたら、本物ですか?
慎重に扱ってください。観光庁も、予約情報のシステムへの不正アクセスにより、フィッシングサイトへの誘導メッセージが届いた事案について注意を呼びかけています。リンクは開かず、予約サイトの公式アプリや、ホテルの公式の電話番号で確かめましょう。
予約情報が正しいのに、詐欺のことはありますか?
あります。予約情報が盗まれていると、名前や日程が正しいメッセージが届きます。情報が正確であることは、本物である証拠になりません。カード情報の再入力を求められたら、公式アプリで確かめるのが安全です。
WhatsAppでホテルから連絡が来たら、どうすればいいですか?
予約に使っていないアプリで、ホテルを名乗る連絡が来たら注意しましょう。リンクを開かず、ホテルの公式サイトに載っている電話番号に直接確かめます。メッセージに書かれた連絡先は使わないでください。
カード情報を入力してしまったら、どうすればいいですか?
すぐにカード会社の紛失・盗難窓口に連絡し、利用停止と再発行を頼みます。利用明細を確かめ、予約サイトのパスワードも変えましょう。被害が出たら、警察にも相談します。
安全にホテルを予約するにはどうすればいいですか?
ホテルの公式サイトか、よく知られた予約サイトの公式アプリから予約し、支払いは予約サイトの中で済ませます。予約の確認は、メッセージのリンクではなく公式アプリで行いましょう。予約確認のメールは、旅行が終わるまで保管します。
おわりに:ホテル予約の詐欺は、公式アプリで確かめれば防げる
ホテル予約の詐欺は、予約がキャンセルされるかもしれないという不安を突きます。でも、本当に問題があれば、予約サイトの公式アプリやホテルの公式の窓口でも分かるはずです。メッセージのリンクからカード情報を入力し直すことは、しないでください。
予約は公式の場所で、支払いは予約サイトの中で、確認は公式アプリで。この習慣があれば、楽しい旅行を詐欺に邪魔されることはぐっと減ります。もし入力してしまっても、すぐにカード会社に連絡すれば、被害を小さくできます。


