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フリマとネット通販

偽物の見分け方:ネットで買う前と届いた後の確認ポイント

偽物の見分け方は、買う前の価格と販売元の確認、届いた後の刻印やタグの確認の二段階です。ネット通販とフリマで偽ブランド品をつかまないコツと、届いたときの対処をまとめました。

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表紙:偽物の見分け方、ネットで買う前と届いた後の確認ポイント

偽物の見分け方は、二段階で考えると分かりやすくなります。買う前は、価格が安すぎないか、販売元が正規の店か、写真が使い回しでないかを確かめます。届いた後は、刻印、タグ、縫製、シリアル番号、付属品を、公式の情報と見比べます。ネットで買う場合は、買う前の確認のほうがずっと大切です。

偽物は、ネット通販でもフリマでも出回っています。財務省によると、2025年に全国の税関が輸入を差し止めた知的財産の侵害品は31,760件、763,504点でした。以下では、偽物の見分け方を、買う前と届いた後に分けて紹介し、偽物が届いたときの対処もまとめます。

偽物の見分け方:まず押さえる三つの基本

偽物の見分け方で最初に押さえたいのは、価格、販売元、写真の三つです。どれも、商品が届く前に確かめられます。届いてから見抜くより、つかまないほうがずっと簡単です。

確かめること偽物のサイン本物に近いサイン
価格定価や相場より大幅に安い中古相場の範囲に収まっている
販売元会社情報がない、個人名の口座への振込公式ストア、正規販売店、本人確認済みの出品者
写真公式サイトの画像だけ、使い回し出品者が自分で撮った、細部まで写る写真

人気のブランド品が半額以下なら、それだけで疑う理由になります。「アウトレット品」「海外の正規店から仕入れた」という説明があっても、根拠が示されなければ信用しないほうが安全です。

買う前の偽物の見分け方:販売元と写真

ネット通販では、販売元が誰かを必ず確かめます。ブランドの公式オンラインストアや、正規の販売店なら安心です。正体の分からないネットショップで、ブランド品が大幅に安く売られていたら、偽のサイトを疑いましょう。見分け方は偽通販サイトのガイドで紹介しています。

フリマでは、出品者が自分で撮った写真かどうかが手がかりになります。警視庁も、メーカーのサイトやカタログの写真を転用している出品があるとして、出品者自身が撮影した写真のほうが信頼度が高いと書いています。写真が他から持ってきたものかどうかは画像検索で調べられます。

買う前に、出品者に質問するのも有効です。購入した店や時期、保証書やレシートの有無、シリアル番号の写真を頼んでみましょう。本物を持っている出品者なら、たいてい答えられます。

偽ブランド品の見分け方:届いた後に見るところ

届いた商品は、受取評価や受け取りの確認をする前に、細部を確かめます。ブランドごとに見分け方は違いますが、共通して見るポイントがあります。

  • 刻印とロゴ: 文字の太さ、間隔、位置が、公式の写真と同じか。
  • 縫製: 縫い目がまっすぐで均一か、糸のほつれがないか。
  • 素材: 革の質感やにおい、金具の重さや色むら。
  • タグとシリアル番号: 形式がブランドの決まりと合っているか、付属の保証書と一致するか。
  • 付属品と箱: 箱、保存袋、カードの印刷や紙質に違和感がないか。

ブランドの公式サイトや正規店で、同じモデルの写真を見て比べるのが基本です。ただし、精巧な偽物は、素人の目ではほとんど見分けられません。高額な品では、鑑定サービスや正規店での確認を頼るのが確実です。

ブランドバッグの写真を撮る手
刻印、縫製、タグを、公式の写真と並べて比べます。写真: Kaboompics / Pexels

メルカリやラクマで偽物をつかまない方法

フリマでは、届いた商品を確かめてから評価する仕組みが、偽物から身を守る盾になります。国民生活センターにも、フリマアプリで有名メーカーのギターを買ったら、シリアル番号が見当たらず、出品者に「正規品とは言っていない」と言われた相談が寄せられています。

偽物かもしれないと思ったら、受取評価をせずに出品者へ連絡します。メルカリでは、話し合いで解決しなければ、商品が届いてから14日以内に事務局へ問い合わせると、補償の可否を調べてもらえます。ラクマには、専門の鑑定士が判定した商品だけが届く「ラクマ最強鑑定」もあります。

フリマ全体の注意点はメルカリ詐欺のガイドで、ラクマの仕組みはラクマ詐欺のガイドで紹介しています。出品する側なら、すり替えに備える方法をすり替え詐欺のガイドにまとめました。

偽物を買うとどうなるか:法律の考え方

偽ブランド品の販売は、商標権の侵害です。ラクマも、偽造品や模倣品の販売は知的財産権を侵害する行為であり、商標法などの法令で禁止されていると説明しています。

海外の通販で買った偽物にも注意が必要です。2022年10月に施行された改正で、商標法の「輸入」には、外国にいる者が外国から日本国内に他人をして持ち込ませる行為が含まれることになりました。これにより、海外の事業者が個人宛に送る模倣品も、税関で差し止められる対象になっています。

財務省の発表によると、2025年の差し止めは1日平均で87件、2,091点にのぼり、仕出国では中国が82.8%を占めました。安い海外通販で買った品が、届かずに差し止められることもあるのです。

偽物が届いたら:対処の順番

偽物が届いたら、まず証拠を残します。商品、箱、送り状、付属品を写真に撮り、開封の様子を撮っていればそれも保存します。商品は捨てずに保管しておきましょう。

フリマなら、評価をせずに出品者と事務局に連絡します。ネット通販なら、販売元に連絡し、返品と返金を求めます。販売元と連絡が取れない、返金に応じない場合は、カード会社に相談し、消費者ホットライン「188」で消費生活センターに相談できます。

「正規品」とうたって偽物を売りつけられたなら、詐欺にあたる可能性もあります。警視庁は、偽物を送付して代金をだまし取る手口を、オークションやフリマ詐欺の一つに挙げています。最寄りの警察署か警察相談専用電話「#9110」に相談しましょう。通報先の選び方は詐欺サイトの通報のガイドでも紹介しています。

自分の商品が本物だと示すには

ブランド品をフリマで売る側は、偽物を疑われることがあります。レシート、保証書、正規店の購入記録は、本物であることを示す大切な材料です。出品のときに、シリアル番号や刻印のアップの写真を載せておくと、購入者の安心につながります。

撮影日時が分かる写真も役に立ちます。KatiTrustのようなカメラアプリでは、アプリで撮った写真に確認コードが付き、購入者はkatitrust.comで撮影日時と、撮影後に変更されていないことを確かめられます。ただし、確認コードが示すのは写真がいつ撮られたかで、商品が本物のブランド品かどうかまでは示せません。真贋の判断は、鑑定サービスや正規店に任せましょう。

よくある質問:偽物の見分け方について

ネットで偽物を見分ける一番のポイントは?

価格と販売元です。人気のブランド品が定価や相場より大幅に安い、販売元の会社情報がない、支払いが銀行振込だけ、という条件が重なったら、偽物か詐欺の可能性が高いです。届く前に確かめることが、偽物をつかまない一番の方法です。

届いた商品が偽物かどうか、自分で判断できますか?

刻印、縫製、タグ、シリアル番号を公式の写真と比べると、粗悪な偽物は見分けられることがあります。ただし、精巧な偽物は素人には見分けがつきません。高額な品は、鑑定サービスや正規店で確認してもらいましょう。

メルカリで偽物が届いたら返金されますか?

受取評価をする前なら、出品者に連絡し、解決しなければ商品が届いてから14日以内に事務局へ問い合わせます。補償の可否を調べてもらえます。評価してしまうと取引が完了するので、届いた商品は先に確かめてください。

偽物と知らずに買ったら罪になりますか?

偽物の販売は商標権の侵害ですが、一般に、知らずに自分用に買った人が罪に問われることはまずありません。ただし、偽物を転売すると、自分が販売者として責任を問われるおそれがあります。偽物と分かった品は、売らずに販売元や事務局に相談しましょう。

海外の通販で買った偽物はどうなりますか?

2022年10月施行の改正商標法により、海外の事業者が個人宛に送る模倣品も、税関で差し止められる対象になりました。財務省によると、2025年の差し止めは31,760件でした。安すぎる海外通販のブランド品は、届かないこともあると考えておきましょう。

おわりに:偽物の見分け方は、買う前が勝負

偽物の見分け方で一番大切なのは、届く前に確かめることです。価格、販売元、写真の三つを見れば、多くの偽物は避けられます。届いた後は、刻印、タグ、縫製を公式の情報と比べ、怪しければ評価や受け取りの確認をせずに相談しましょう。

本物は、それにふさわしい値段で、信頼できる場所で売られています。安さに飛びつく前に、少しだけ立ち止まる。その数分が、偽物をつかまないための一番の近道です。

もし偽物を買ってしまっても、恥ずかしいことではありません。精巧な偽物は、慣れた人でもだまされます。証拠を残して、販売元、事務局、消費生活センターに早めに相談しましょう。